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zoom RSS 星影の人   宣告 〜 生きるときめき 

<<   作成日時 : 2015/04/29 04:09   >>

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星影の人   宣告 〜 生きるときめき 





第8場 宣告 の場面終盤、


沖田 「ありがとうございました。それでは・・・・・・」

 沖田は立ち上がり出ようとする。

早苗 「沖田さま、私は拙いながら琴をたしなみます。時折は私どもにお立ち寄りになって、琴の音をお楽しみくださいまし、お待ちしております」

沖田 「ありがとう」

早苗 「(こらえて)今日は、お送りできません。失礼致します」

沖田 「ごめん」

 沖田、部屋の外へ出る。

 早苗、声を忍んで泣き伏す。

 沖田を残して溶暗。


沖田 「二年か・・・・・・、忙しいなあ」


 主題歌「星影の人」のかげ歌が流れ、沖田は思いにふけり、歩いてゆく。

 紗が降りる。

 その歩みが、 絶望、 恐れ、 混乱、 決意などと変化を見せ、 ふっきれた足取りとなってゆく。


 カゲソロ ♪ 高い高い秋の夜空に
         かすかにきらめくひとつの星
         星は星は何を夢見る
         そっと静かに微笑んで
         淋しい心を堪えぬいて
         生きて生きて生きて
         恋して恋して恋をして
         命の限りに夢を追った
         さわやかな瞳がまばたく
         ああ君よ 星影の人


第9場  生きるときめき 
       − 総司のイメージ −

 沖田、歩いている途中で音楽変わり、沖田の歌になる。

 「生きるときめき」

 
 (A)歌の途中から紗がとび、奥の明るい光の中に玉勇が佇んでいるのがみえる。


 (B)沖田と玉勇のラブ・デュエットへ。
    芸妓や舞妓たちがからむ。

 (C)音楽の変化  −− 死の宣告。
    二人それぞれの懊悩と互いにすがろうとする努力

 (D)玉勇が消え、替わって、土方はじめ数名の新撰組隊士が出て、総司を勇気付けるように踊る。
   奮い立つ沖田。

 (E)再び歌になり、沖田と玉勇は、死をつきつめたところで見つめあい、むしろ爽やかなムードで踊る。

 ♪あれは夏の日盛りだった
  
   ・・・・・・



  星影の人 沖田総司幻の青春 脚本(1976年上演)より引用


と続いて、嵐山の場面にいくわけです・・・。


宣告の場面の最後、

早苗の言葉を、総司は早苗に背を向けたまま聞き、

早苗は気丈な医師の顔から沖田を慕うひとりの女性の顔となり、

彼女もまた沖田の顔をみることができず、沖田が去った後に泣き崩れるのですが・・・


ここの総司の背中


そして、  「ありがとう」  です。 

この「ありがとう」を言う直前のふっと溜め息とも笑みともとれるあの表情と、全てを語るあの間。

なんて切ない 「ありがとう」 なんだろう。




そして



「二年か・・・・・・、忙しいな」


たったひと言、

このひと言が、いつまでも心の中に残ってるんですよね、

無言で歩いてゆくシーンとともに・・・

何十年経っても。



この宣告を受けてからから、「嵐山」までの総司の心と、玉勇さん、土方さんたち新撰組の仲間との関わり方、

「死」 から 「生きるときめき」を見出すまでを

台詞のないこのひと場面で表現しきった素晴しさ!!







追記

なぜこの場面の脚本をここに引用させていただいたか

再再演でこの部分がどうなっているのか、とてもきになるのです。


今度も脚本自体が変更されているのでしょうか・・・



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