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zoom RSS 「しあわせ地蔵」 @新歌舞伎座 2012.4月 観劇覚書(6)

<<   作成日時 : 2012/05/14 03:05   >>

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最後の場面は

家老たちが捕まって、処分されそうになるんだけど、
一太郎が「ゆるしてやりなよ、お家のためを思ってしたことだ」ととりなし、
家老たちも改心して、お家は安泰・・・が、

松姫は、気に入らない。
両親は跡継ぎとなる男子が欲しかったのだから、自分など生まれてこなければよかったのだと言う。

それを聞いた一太郎が、やさしい両親の思いがなぜわからないのかと
松姫を本気で叱る。
そして、一太郎が地蔵堂でみつけたという手紙には、
お殿様の、まつこそ我が家の宝、まつが無事でいるようにと
まつを何より大切に思う気持ちがつづられていた。
松姫は、両親の深い思いを知り、今までの自分を反省する。

また、奥方さまの甥のの又七郎が実は松姫の思い人であったことがわかり、
ふたりはめでたく結ばれることに。

さらに、一太郎がお殿様の息子というのが間違いだったこともようやく判明。

奥方さまとお殿様は
たとえわが子でなくてもよい、
子供のように澄んだ心、育てがいがあると思ったのにと明かす。
一太郎は、元のお地蔵様のところへ帰るという一太郎に、
「行ってしまうのか」とお殿様
「まことの親に会えるといいですね」と奥方さまがいうのを聞いて
一太郎は、
「会えなくてもいい、ここ何日か暮らしは窮屈だったけど、
おいらみたいなのを我子と呼んでくれるやさしい声、
膝の温もり、本当にここちよかった。
親って言うのはいいもんだね、あったかーいもんだね
お殿様、奥方さま」と、三人で手を取り合う。

客席、涙、涙で、ずるずるです。

ここまでに、何度も、うるうるする台詞があったかと思うと、
良い間で、ドッと笑わせるコロッケさん。

初めてコロッケさんのお芝居をみたのが、
10年前にジュンコさんと共演された西遊記(@梅田コマ)
その時、あぁ、この人、モノマネだけの人じゃないんだなと思ったのを覚えています。
もちろん、今は、独自の進化をとげているコロッケさんのモノマネを観にこられる
お客様が圧倒的に多いと思うのですが、コロッケさんは
「人情喜劇」という分野に、確実に足跡を残されているのではないでしょうか。
さらに10年後には、どんな舞台をつくっておられるのか、楽しみですね。

私のブログは汀夏子さんを中心に、汀さんファンの目から見た「しあわせ地蔵」です。
(1)〜(6)とちょっと(かなり)長くなってしまったのですが・・・
読んでいただくとわかっていただけるかなと思うのですが、
お芝居の中の「笑い」の部分に関しては、ほとんど触れていません。
とにかく楽しいお芝居で、大笑いする箇所がたくさんありました。
そういう楽しいところを盛りだくさんにちりばめながら、
最後の場面では、観客はしっかり泣かされます。
私は、そこに至るまでに、育まれた奥方様と一太郎の関係、
もっといえば、奥方様の存在、あり方が、
この芝居の最後の一太郎の台詞を生かしも殺しもしたのではないかと思います。
そして、その台詞は、観客の心を動かし、やさしい涙をながさせた。

「汀夏子」という女優の存在感と巧さと、そして大きさをまた一つ確認できた舞台でした。

初日、拝見したときには、ジュンコさんにしては珍しいタイプの役柄だなと思ったのです。
それが、千秋楽での印象は、これは、ジュンコさんへのアテガキだったのではと
思うくらいに、奥方様がピタっとはっまっておられました。

最後に、去ってゆく一太郎を見送られる時の、奥方様のまなざしに、
毎回、「キュン」とさせらました、
観終わって、ほのぼのとやさしくなれる良いお芝居だったなぁと思います。


新しくなった新歌舞伎座にも行けたしね。

今回、汀友の会の総見もあって、すごく楽しかったし
その後、総見の後、お食事会もあって、
ジュンコさん、会場に入られてすぐ、一人ひとりと丁寧に握手してくださりながら各テーブルをまわってくださいました。感激でした〜


(おしまい、長くてすみません)


脚本、演出  岡本さとる

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
今回の公演の奥方様役は、
品・格・包容力と、本当に
今の順子さんがなさるのにぴったりの素敵な役でしたね!

次は、ケリーズライブ!
楽しみですね!!
ゆき
2012/05/14 04:01
ゆきさま
素敵でしたよねー(*^_^*)
お殿様、ホントニうまくやったなって感じで

ケリーズ、楽しみです
chacha
2012/05/14 23:09

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