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zoom RSS 『赤毛のアン』 観劇感想(3)

<<   作成日時 : 2008/08/31 00:38   >>

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さて、この作品自体への感想にもどりますが・・

孤児院で育ち、今まで誰からも必要とされたことのなかったアン
グリーンゲイブルズでほとんど人と交わることなく二人だけで何の変化もない暮らしを営んできた老兄妹、マシュウとマリラ。
アンがやってきて、様々な出来事にその成長を見守る中、心配したり、ハラハラしたりしながら、
二人は与えること(物質的な意味だけではなく)、愛することの喜びを知り、
愛するが故の寂しさや、そして心通い合い愛されることの幸せ、生きる喜びを知る。
アンは二人に愛されることにより、心に『帰る家』を得、
ダイアナという友を得、初めて異性を意識するギルバートと出会い・・

思い出すと、やっぱりマシュウとマリラの感情がかなり丁寧に描かれているのに対して
アンに関しては、わりと、出来事の羅列的な感じで・・学校の場面、ギルバートに対する感情に関しては少々説明不足の感アリでしたが、時間的なこととこの作品の方向性を考えると仕方なかったかな・・
でも、学校やギルバートとの場面では、子どもたちが溌剌とした歌とダンスをみせてくれたのでいい場面になっていましたが。

アンが少し大きくなって、前ほどおしゃべりでなくなり、あまり失敗もしなくなってしまった時のマリラの気持ち、わかりますねー、きっと母親なら誰しも通る道かな・・・
アンが進学のために遠くへ行ってしまう時のマリラの寂しさ、これは、私はまだこれから・・・かな。

マシュウが亡くなった後の演出が好きでした。

マシュウが出かける時にはいつも(といっても最初にアンを迎えに行く時と、アンの洋服を買いに町へ出かけるときだけですが)、マシュウがおでかけ マシュウがおでかけ〜 とエンジェルたちがマシュウのまわりでにぎやかに歌い踊っていたのですが・・

マシュウはアンとマリラ、リンド夫人に看取られて亡くなった後、アンたちは悲しみに沈んだままなのですが、マシュウ(魂)は立ち上がり、アンサンブルの人々の間を歩いてゆきます。そしてエンジェルたちに囲まれ
♪ 主よ アンをありがとう アンをおよこしくださって
   あなたはご存知でした 私たちにアンが必要だということを
と歌うのです。

そして、アンとマリラ、リンド夫人たちの見守る中、マシュウの棺が男の人たちの手によって舞台奥に運ばれ、そのままそれはお墓となります。
一方、(魂となった)マシュウは♪マシュウがおでかけ・・の音楽とともに、エンジェルたちに囲まれ楽しそうに去ってゆくのです。

舞台上にはマシュウのお墓(黒い箱)の上に、いつもマシュウが被っていた帽子が一つだけ、静かにスポットライトに照らされています。
そこに、マシュウと一幕のアンがそれぞれ下手、上手からでてきて出会い、握手を交わします。アンとマシュウが最初に出会ったときと同じ光景が再び現れるのです。それから、マシュウはアンにバイバイと何度も名残惜しそうに、でも笑顔で手を振りながら、二人は別れてゆくのです。
もう、このラストシーンを思い出しただけで涙がでそうになります。


そして、ファン的視点

物語の真ん中には出てこないリンド夫人ですが、
グリーンゲイブルズのアンとマシュウとマリラを外から見ている視線としての役割を果たしていたと思います。
いつも、温かでやさしい目線でグリーンゲイブルズの3人を見ています。
人付合いが苦手なマシュウはお店に行っても結局アンへのプレゼントの洋服が欲しいことを店員に伝えられずもどってくるのですが、リンド夫人にはソレを頼めるんですね。
また、アンが学校に行かなくなってしまった時、リンド夫人はマリラに、「アンが自分から言い出すまでは学校のことは言わないようにしなさい、1週間かそこらすれば自分から行くようになるから」というようなことをアドバイスします。
アンがやってきた時には心配しますが、マシュウとマリラにとってアンがかけがえのない存在になった時には、心から喜んでくれるリンドさん。
素敵なお隣さんだなぁと思います。
アンにはマシュウとマリラの他にも見守ってくれる人がいること、
また、マシュウとマリラのこともちゃんと気に掛けてくれる人がいることをリンド夫人は教えてくれます。
アンとマシュウとマリラの間にはぐくまれる深い家族愛とは又違った愛の形、
この作品に流れるやさしさに広がりを感じさせる、温かで朗らかで楽しい、
そんなジュンコさんのリンド夫人でした。
しかし、何をお召になっても似合われますよね。


      

さぁ、今日で夏休みも終わりです。
アン☆ファミリーの皆さんは、どうしておられるかな・・・
グリーンゲイブルズのこだま(その3)は、まだ宿題残ってまーす、ハハ(^_^;)ファイトー


大変遅くなってしまいましたが・・・

ジュンコさま、そしてジュンコさんふぁんのみなさまにも
温かいお言葉をいただき、リンド夫人のように温かく見守っていただきましたこと
心より感謝いたします。
本当にありがとうございました!!

そして、この作品で出会い、娘がお世話になりましたすべての皆さまに・・・
素晴らしい経験をさせていただきました。
本当にありがとうございました。






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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
観劇感想の(2)と(3)を一気に読ませていただきました。
chachaさまがお好きだとおっしゃっている‘マシュウが亡くなった後の演出’、私も大変感動致しました。
nekunekuさまのコメントによると、chachaさまのお嬢さんにもソロがあったとのこと、本当によかったです! お嬢さんのこの作品へのご出演は、chachaさまにとっても、忘れられない大事な思い出になるのでしょうね!
大変読み応えのある記事を ありがとうございました!
ゆき
2008/08/31 23:28
ゆきさま、ありがとうございます!
ゆきさまもご覧になられていたんですね、
よかったですよね、最後のところ!
娘はソロって言ってもチョコっと1言だけだったのですが・・でもありがたかったです(*^^)v
>忘れられない大事な思い出
本当にそうです、ジュンコさんのおかげですね。

ゆきさま、またよろしかったら色々お話伺わせてくださいね。
chacha
2008/09/01 15:44
 私は、公演観られなかったんですよ〜。ラストシーンは、chachaさまの文章を拝読して、とても感動したんです。
chachaさまの臨場感あふれる1回目からのレポートで、私なりに舞台の様子をイメージすることが出来て、うれしかったし、とてもありがたかったです!本当に、ありがとうございました!
[時空]の公演もそうですが、人と人とのつながり(今回は、順子さまとchachaさまとお嬢さん)で、時に、想像もしていなかったような素晴らしい出来事が起こるのですね!
これからも[け・さら 〜 け・さら]、楽しみに拝読させていただきます!
ゆき
2008/09/01 22:15
ゆきさま
いつもながらワタクシ目線ですので、他の皆さまは全く違った感想を持たれているかもしれないのですが・・、舞台は特にどこに視点を持っていくかで違いますものね。でも、少しでも感動をお伝えできたならとても嬉しいです。
> 人と人とのつながり
そうですね、ジュンコさんのおかげでゆきさまともこうやってつながることが出来ました。
感謝、感謝です。
chacha
2008/09/02 08:57
chachaさまのレポートは、少なくとも、私にとりましては大変感動をもたらすものでした。 私は、『赤毛のアン』の公演に強い関心を持っていたのですが、観ることが出来なかったので、chachaさまのレポートで、公演の一端でも垣間見ることが出来たのは、本当にありがたかったです!
ゆき
2008/09/02 22:11

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