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zoom RSS 『赤毛のアン』 ・観劇感想(1)

<<   作成日時 : 2008/08/17 02:25   >>

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兵庫県立芸術文化センタープロデュース2008
音楽劇・赤毛のアン

日時  ◆ 8月2日(土) 〜 8月10日(日) (4日、7日休)
場所  ◆ 兵庫県立芸術文化センター・中ホール


原作 ◆ L.M.モンゴメリ「Anne of Green Gables」
      (新潮社文庫『赤毛のアン』村岡花子訳より)

演出   ◆ 吉峯暁子
音楽・ピアノ ◆ 谷川賢作
脚本・プロデューサー ◆ 笹部博司

振付    ◆ 大谷盛雄
歌唱指導 ◆ 真鍋みよ子
衣裳: 三浦将起、ヘア・メイク: 鈴木達也、演出助手: Sally、音楽助手: 笠原美保

★ キャスト ★ 
 マシュウ  ◆ 宮川大助
 マリラ    ◆ 宮川花子
 リンド夫人 ◆ 汀 夏子
 

2(土)、6(水)、8(金)、9(土)、10(日) 観劇




舞台上に黒い箱が一つだけ、背景も小道具も何もない非常にシンプルな舞台。
この黒い箱は、アンとマシューが初めて出逢ってグリ−ンゲイブルズへ向かう時の馬車になり、
食堂のテーブルになり、♪ガランとしたへ〜やに置かれた♪ふる〜いベッドになり、アンの小さな手がマリラにとってかけがえのないものになってゆく場面で二人が座っているベンチになり、そして、マシューの棺にもなってゆきます。
この箱に象徴されるように、この作品は、背景も小道具も全てが観る側のイマジネーションによって色付けされる舞台。
そして、そのイメージをしっかりとサポートしてくれたのが、この作品のために書かれた49曲に及ぶオリジナル曲。さらに、そのイメージを豊かにふくらませたのが、子どもたちの歌声、そして、コーラスのハーモニーの美しさでした。
これが映画やテレビなら、プリンスエドワード島の自然の美しさやグリーンゲイブルスを映像美でリアルに映し出すのでしょうが・・・
この舞台では、林檎の並木道、木漏れ日、グリーンゲイブルスの朝の澄みきった空気までもが見事に歌声で表現され、何もない舞台にその景色を見るのです。
照明は少し暗めかな、とも思ったのですが・・・決して派手ではない照明が、シンプルな舞台に美しく映え、また、その時々の感情も表現するようで・・・品のよい空間を演出していました。


台詞劇ではないので、このセリフがあるから次のこのセリフが活きる・・・みたいなのはなくて(^_^;)
原作をそのまま(言葉もそのまま)部分的にチョイスした感じの脚本なのですが・・・
セリフの余白を、しっかりと歌が埋めていく感じで、音楽の持つ力を感じました。

不器用だけどいつも温かく愛情深くアンに接する大助さんのマシュー
最初は怖いけど、やがてアンへの愛情であふれてゆく花子さんのマリラ

そして、最初の出会いではアンに遠慮のない言葉を浴びせるけれど、アンとマシューとマリラをいつも優しい眼差しでみている、世話好きで楽しいジュンコさんのリンド夫人

お芝居は、もちろん『赤毛のアン』ですが、どちらかというとマシュウとマリラの心の動きの方に焦点があたっていたように思います。

男の子をもらうつもりだったのに間違ってアンがやってきた時
マリラが「女の子では何の役にもたたない」というのに対して
『わしらの方で何か役にたつかもしれんよ』とポツリと言うマシュウ

アンとの事件に満ちた日々を過ごすうちにマリラの心に起こる変化
アンの小さな手の温もり、初めて知った幸せ感を
『神さま、何なんですか?』と問うマリラ

年老いて病の身となったマシュウ
「私が男の子だったら、もっと役にたったのに」と言うアンに
『12人の男の子より、ワシらには一人の女の子の方がいいんだからね』と言い、
そして、最期には、『主よ、感謝します。アンをおよこし下さって・・・』と歌うマシュウ

与えること、愛することの喜び・・・

マシュウの愛は父の愛
マリラの愛は母の愛
リンド夫人の愛は隣人愛

の象徴かな・・・なんて、ちょっと考えてしまいました。
キリスト教的世界観を感じたり・・

舞台に溢れるやさしさと、
澄んだ歌声、眼差しに涙

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
『赤毛のアン』の観劇感想の続きを 楽しみにしています。
ゆき
2008/08/17 23:34
ゆきさま、コメントありがとうございます!
すごいうれしいです\(^o^)/
ジュンコさんのSALONでお見かけするゆきさまでしょうか?
書くの遅くてすみません〜(^_^;)
色々思うことあるのですがまとまらなくて。。。ね
舞台の雰囲気、お伝えできてるといいのですが。
chacha
2008/08/19 00:43
はい、SALONにたまにお邪魔しておりますゆきでございます。 chachaさまのサイトは話題が豊富で、前から楽しみに拝見しておりました。
chachaさまの『赤毛のアン』の観劇感想からは、今回の作品がもつ‘キリスト教をベースにした独特な清らかさや奥深さ’を感じることが出来て、とても感動致しました。
ゆき
2008/08/19 02:23

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